東光寺修繕プロジェクト「光縁」スタート

東光寺の修繕費捻出についてSNSで時折触れることがありますが、よく「クラウドファンディングはどうですか」というご提案をいただくことがあります。実はクラウドファンディングで億単位を目標に設定することはできません。クラウドファンディングの会社も達成率を売りにしていますので、億単位の目標金額を設定できる根拠を提示する必要があります。さらに時間も労力も精神的な負担も大きく、手数料がかなり高い…。おまけに期間も決まっています。そこで修繕プロジェクト「光縁」寄付ページを立ち上げることにしました。

なぜ修繕費が億単位?

昨今、檜皮葺屋根に欠かせない天然のヒノキの伐採が増えており、資材の採取が困難になっています。またその材料を採取する「原皮師」も成り手が減り、全国で約50名しかいません。さらに檜皮を押さえる竹釘は全国で一軒のみ。資材の高騰化に加え、巨大な足場を作る必要があるため、修繕費がかかってしまいます。

手作業で10年以上修行した原皮師が檜皮を採取する様子

東光寺の課題

東光寺は室町時代から続く約520年の古刹でもありながら、岐阜県での認知もなかなか厳しい状況が続き檜皮葺屋根の本堂や経蔵の歴史的な価値も届けることが難しい状況です。

これまでの取り組み

皆さんに檜皮葺屋根のことについて知っていただく「原皮師作業見学会」、檜皮葺屋根のお茶室「尚餘軒」で茶の湯体験、2026年に文化庁「ふるさと文化財の森」登録、さらに本堂を市指定から県指定へ手続きを進めています。

地方だからこそ証明したい!

「寺離れ」「アクセスよくない」だからこそ未来に繋げることができることを証明したい。でなければ、寺宝売却やお寺を畳むことがさらに加速し、地域に根付くアイデンティティも衰退してしまいます。なぜなら寺社仏閣はこれまで文化の中心だったからです。そしてこれまでの歴史を終わらせたくありません。

ありがたいことに告知前にも関わらず、3名の方からご寄付をいただき、少しずつ希望の光が広がり始めています。私たちの宝であるこの美しい建築と歴史を、次の世代へしっかりと繋いでいくために。

「寄付」という形はもちろんのこと、まずはこの現状や私たちの想いを、一人でも多くの方に「知っていただく」だけでも、私たちにとっては本当に大きな救いであり、お寺の未来を照らす力になります。

新しくできたページを、ぜひ一度覗いてみていただけると幸いです。これからも東光寺をどうぞよろしくお願いいたします。

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